初めて出会った言葉「梨尻柿頭」。
読み方は、「なしじりかきあたま」。
初めて出会った複合名詞で困るのはアクセントですよね。
どこにアクセントがくるのでしょう。
NHKアクセント辞典によりますと、
「複合名詞のアクセントには規則性があり、特に後部要素によって決まる」
とあります。
例えば「世界記録」
世界が前部要素、記録が後部要素。
後部要素でアクセントが決まるというので、「記録」に注目してみます。
複合語になると「き」にアクセントの
切れ目がくるということですね。
次に「遊び相手」
後部要素の「相手」は、複合語になると「あ」にアクセントの切れ目がくるということです。
となりますと、
「梨尻柿頭」(なしじりかきあたま)は、後ろの部分の「頭」の「あ」にアクセントがくるということになる
と理解して良さそうです。ちなみに、この言葉の意味は、梨は上の部分よりも、お尻の部分が甘く、柿は頭の方が甘いということだそうです。
なぜ、反対なの?!と一瞬疑問に思いますが、どちらも花が付いていた方です。
初めて出会った複合名詞のアクセントに困ったら、後ろの部分のアクセントに注意してみましょう。