きょうは啓蟄です。
虫が土から這い出す頃、という意味ですね。
沈丁花の甘い香りが漂いはじめ、その木の根のところにはミミズが。
名実共に春が訪れるのも、間もなくです。
そして、節目の季節ですね。
コロナで、あまりにも、行事がなくなっているので、なかなかピンと来ませんが、
そんな時期です。
こんな時期だけ、人前で話すことが多くなる、という方もいらっしゃるでしょう。
いざ、人前に立つと、緊張して、ノドもカラカラ。
一生懸命、家で練習したのは、どこへやら。
みたいなことになっている方も少なくないのではありませんか。
昔、そういう緊張した場面になると、必ず、言われたのが、
「はい、深呼吸して~!」
「そんな時は、手の平にヒトという字を書いて、それを飲み込むのよ」
その時は、効果あるような気がして、震える指で、手のひらに字を書いた方も
いらっしゃると思います。
実は、もっとおススメしたいのが、「息吐き」。
吸うのではなく、息を吐くのです。
息を吐くことだけに、集中するのです。
この時、聞かれるのが、
「息は吸わなくても大丈夫ですか?」ですが、
はい、吸わなくても、今、喋っていられたら大丈夫です。
自分で、故意に息を止めていない限り、吸っています。
ということで、息を吐くことに集中していきましょう。
「なぜ、緊張しているときに、息を吐くといいのか」なのですが、
吐くことに集中して、雑念が払われるから、ということだそうです。
確かに、スピーチの順番待っている間、メモ紙みながら、ぶつぶつ喋っていると、
「うまくいくかな」「かまないかな」「あがらないでちゃんとできるかな」など
余計なことを考えてしまいますよね。
そんなことを考えないようにするために、
「ただ、息を吐くことに集中する」のです。
これは、おススメです!